心療内科・精神科クリニックのロゴデザインを制作いたしました。このデザインには、クリニック名にちなんで『ふんわりとした動物』をテーマに何が適しているかを検討しました。その結果、真っ先に思い浮かんだのが『ヒツジ』でした。ヒツジは柔らかく温かみのあるイメージがあり、心の安らぎや優しさを象徴する動物として、クリニックの理念や雰囲気にふさわしいと考え、モチーフとして採用しました。

デザインの過程では、ヒツジの表情について特に注力しました。笑顔にすることで親しみやすさや明るさを伝えるか、あるいは特別な表情ではないけれどどこか可愛らしさが感じられるニュートラルな表情にするか、複数のパターンを作成し比較・検証しました。その結果、患者さんが抱く安心感や癒しのイメージを最大限引き出すために、シンプルながらも温かみのある表情を採用しました。

さらに、ロゴ全体の印象を統一するために、タイポグラフィにも細心の注意を払いました。マークデザインの柔らかい雰囲気に調和するよう、文字には優しさや柔らかさを感じさせるフォントを採用しました。直線的で堅い印象を避けつつ、適度な丸みや余白を意識したデザインで、親しみやすさと安心感を両立させています。

このロゴ全体を通じて、クリニックが提供する癒しの空間や患者さんに寄り添う姿勢が伝わるよう心掛けました。温かく優しいヒツジのデザインが、クリニックのアイデンティティを視覚的に表現し、患者さんとの信頼を築く一助となることを願っています。